母の仕事 時給換算で 3,200円の謎 

母親が行う家事、1千万超の給与に相当=カナダ調査 | 世界のこぼれ話 | Reuters

ロイターの記事がmixiに載っていて・・・
簡単に言うと、母は残業が多いので 年収1280万円相当! だって残業90時間だよ。

とかいう話をしていた。
そこで、逆算すると

1日8時間x1年365日=2920時間
1ヶ月90時間残業x12ヶ月=1080時間

1年間の総労働時間、4,000時間


年収1280万円/4000時間=3,200円/時間


うーんと、時給高杉ね?
一般家事 ってまぁ、ファーストフード程度だよね。仮に高い都心の1,200円/時間としても。


1,200円x4000時間=480万円。


要するにこのロイターの記事は、主婦もがんばっていますよという。
いわゆる啓蒙記事というか、提灯記事というか・・・
時給3,200円で計算していることがおかしい。
そもそも、時給をいくらと試算したかを書かないところに おかしさがある。


それに気がつかずに、そうそう、主婦だってがんばってるの!
とか言ってしまう、奥さんをもらった旦那さんに同情。

ちなみに、月90時間の残業というのは1日3時間で・・・1日の労働時間が約11時間という試算だが・・・
炊事洗濯などなどが、家電により自動化された現在、11時間の拘束時間があるかといわれれば、ないんじゃね?
非拘束時間多いしね。

主婦が大変ではないとはいわないが、1280万はあきらかに多すぎると感じる。
これを、出したロイターにはもっと、詳細な試算根拠を出して欲しい。



そして最後に、夫への愛 子供への愛が 本質的な母の労働なのに、

それを金銭に換算して1千万越えた〜とか喜んでしまう。
その愛を金に換えられる 気持ちに さらに涙する。今日の僕。


というかね。そうやって、お金にならない家事を一所懸命やってくれる姿を見て、感謝をするんであって・・・金じゃないだろと。1200万だから感謝するのか?400万だったら感謝しないのか?

なんでも、数字にしたがるのはよくないよ。