住居の 購入vs 賃貸は銀行と不動産屋の陰謀

仙石浩明の日記: なぜ、「購入 VS 賃貸」 という比較がナンセンスなのか?

購入vs賃貸という区分けがそもそもおかしい。 本来は4種類語られるべき。

  1. 現金一括で購入
  2. ローンで購入
  3. 給与相応の賃貸を借りる
  4. 給与相応よりだいぶ下の賃貸を借りる

であるべき。

購入するときに、現金一括なのか、ローンなのかは大きく違う。ローンで買うというのは、借金を背負って自分の身の振り方を選ぶときの道を狭くするという事だし、何よりも、物件を2割も3割も高く買う(場合によってはもっと!?)ということでしょ。 この差は大きく、同一に語られるべきではない。


あと、たとえば、10万の賃貸にすめるときに、あえて、5万の賃貸にすんで5万ためるというのも1つの手でこういう5万安いところにすむという戦略と購入という戦略は比べられるものではない。


そう考えれば本来、たとえば、購入に対する戦略は2つあるはずである。

  1. 給与相応の賃貸を借りて、(たいてい都心のいい場所になり、交通等にかかる時間をスキルを磨く時間にあてることによって)その間にスキルを磨き、収入をどんどん上げて、収入を上げることで貯蓄を増やし、最終的には、貯めた資金で一括購入する。という物。(IT業界など先端分野はまさにタイムイズマネーなので、時間損失が給与に与える影響は深刻)
  2. 給与相応よりだいぶ下の賃貸を仮続けて、頭金を稼ぎ、ほぼ頭金でまかなえるようになってから、購入するというもの(大概は郊外だったり不便な場所になるのでそのぶん時間が失われる可能性が多いのが上と比べてのデメリットなので、給与が上がりにくく時間が余り目な職業に向く)。


いずれにしろ、購入するなら、最適な頭金をどうやってためるか。その間賃貸を安く抑えるか、それとも都心に住んで給与を上げる方向勝負するか?というライフプランが語られるべきで、単純に賃貸と比べられるべきではないと考える。


単純に、給与能力全力で賃貸を借りるのも、頭金が無いのに購入するのも、不動産屋と銀行の餌食になるだけ。
選ぶのは購入か賃貸かではなく、どうやって、余剰信金を作り、それをどこで運用するか?という話。(住居は老後の資金運用の高々1つ)