よろしい、ならば増税だ! - 食の安全情報blog
この方のご意見は、検査検品をやりすぎると、増税に繋がるというものですが。それは、理論が飛躍しすぎているかと。
何もしない<>徹底的に検査するの間の回答が今回は必要だと思います。
したがって、『徹底的に検査する』という回答が不適切だからといって、検査を強化しなくても良いという事にはならないかと。


物事何でもバランス(程度問題)ではありますが、という前提は理解して頂いた上で。
今回は 三笠フーズ がそこまで酷い会社ではなかった という理由で、そこまで有害ではない。という程度に事件が落ち着いています。

しかしながら、三笠フーズが仮に、悪徳会社だったら?
複数の会社を興し、内部転売を繰り返し、帳簿を複数付け。そう言う状況下で
毒素を薄めることなく、販売していたら?

それこそ、毒のばらまきですね。毒餃子の件もありますし、起きえないとは言えないと思います。

ヒヤリハットの法則(危ない事件が1つ起きたときに放置しておくと、深刻な事件が起きる)というのもありますし。

過度に騒ぐのは危険としましても、何も騒がない事もまた危険かと思います。

今回の件で言えば、事故米を適切に処理して再利用しました。ということを明示できれば問題なかったのですが、できなかったということがどういう事か?というのを考えて頂ければ、検査検品が現状のままでよいという事にはならないかと思います。

かといって、行きすぎた調査も問題ですので、犯罪を前提としなくとも、危険物の取り扱いに関する法的処理を変えるなどの対処が必要かと思います。

危険ではない食材にはそのような対処は不必要かもしれませんが、あらかじめ危険と分かっている食材を管理しないというのは、不適切だったという事かと思います。