仕様書はいるか、いらないか。

プログラム仕様書が要らないとか無駄だとかは大嘘 - オレドコBlog

まず。話がおかしい。混ぜるな危険

ダメな仕様書に悩まされて、こんな仕様書なら ない方がよいと叫んでいる人に。
いやいや、良い仕様書を書く人もいますよ。といったって。いま、この目の前にある仕様書がダメなのはどうにもならんだろ?という議論。
ない方がマシな仕様書はあるかないかといえば、存在する。それがあることにより全員がマイナスになる仕様書という物はある。仕様書がバグっていたり、スパゲティな仕様書などがソレ。だったらない方がマシ。
ちゃんとした仕様書であれば、あるとかなり助かる。

プログラムは仕様書の代わりになり得る。これはtrue。それがあるなら、わざわざ仕様書を書き起こさなくても良いというのはtrue.
日本語を使わずベースプログラム言語で、作業を進めることも可能。仕様書の代わりにコメント入りのヘッダファイルとスタブ&ドライバ送りつけるとか。これは中規模ぐらいまでなら、かなり楽。


もちろん、プログラムができなくても、良い仕様書を書ける人もいる。しかし、それはそういうスキルがあるというだけのこと。
何のスキルもない新入社員が仕様書を書かされることもあるんだよという現実の前には、せめて、プログラムぐらい出来てくれ。
というのは当然の応答。

大規模でも、ゴツイ仕様書無しに回す方法(まわさないと行けない場合。新規でプロトからで仕様書が書けない場合)もあれば、たった一人のプロジェクトでも仕様書がないとどうにもならない事もある。
ケースバイケース。

とりあえず、仕様書がいるかどうか、仕様書にどこまでディープに書いてあるかという議論もあるので、一概に仕様書がいるかどうかは言えない。
サービスの仕様書なのか、機能ブロック間の結合の仕様書なのか、内部の関数1個1個の仕様書なのかにもよる。

仕様書を書く人がプログラムを知っていた方がよいかどうかは、知っていてくれると よい仕様書がかけることが多い。しらなくても書けないことはないけど、とんちんかんな仕様書ができる可能性が上がる。

管理職の腕、仕様書の内容、担当の腕 のバランスだろうね。どれか1つじゃなくて。でもまぁ、結論から言えば、仕様書を書く人のうち、実装に近い仕様書を書く人はプログラムのいろはぐらいは知ってくれ。